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忍耐力はただ耐えるだけじゃない!~時代に沿った正しい身に付け方~

「最近の若者は忍耐力がない」――。
そんな言葉を、職場の先輩やメディアなどで耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。

しかし、理不尽な環境やストレスにただ耐え続けることが、本当に正解なのでしょうか?

現代における本当の「忍耐力」とは、思考停止で耐え忍ぶ「我慢」ではありません。自分の目標や成果のために、「感情と行動を賢くコントロールするスキル」です。

今の時代、パワハラやセクハラなどのハラスメント対策が厳格化する一方で、だからこそ自分を守り、律するための「セルフコントロール」が強く求められています。

今回は、時代遅れの精神論ではない、ストレスフリーで「折れない心」を手に入れるための正しい忍耐力の身に付け方を解説していきます。

 1. 「古い忍耐力(我慢)」と「新しい忍耐力(コントロール)」の違い

ひとえに「忍耐力」と言っても、時代によってその中身は180度異なります。ここでは、かつての「昭和・平成初期の忍耐」と、これからの「令和の忍耐」の違いを、私自身の経験も交えながら紐解いていきます。

① 【昭和・平成初期】理不尽な環境に耐え、感情を押し殺す「我慢」

かつての忍耐力とは、一言で言えば「思考停止の我慢」でした。理不尽な環境であっても文句を言わず、自分の感情を押し殺して耐え続けることが美徳とされていた時代です。

実は、私も中高時代は卓球部に所属していました。当時は平成後期でしたが、まだまだ根性論が残っていた時代。真夏の過酷な体育館の中、延々と続くランニングや多球練習を、ただただ「耐える」ためだけにこなしていました。今振り返ると、「本当によく熱中症にならなかったな……」と冷や汗が出るほどです。笑

こうした「目的のない受け身の我慢」は、1人でストレスを抱え込みやすく、結果としてメンタルが病んでしまう大きな原因になります。

② 【令和(現代)】目的のために「戦略的に耐える」新しい忍耐

一方で、現代求められているのは、自己成長につなげるための「戦略的なコントロール」です。

現在の部活動の現場を見ても、その変化は一目瞭然です。今の時代は、チーム全体で活気のある、わいわいとした前向きな環境が重視されます。たとえ思うような結果が出なかったとしても、みんなで楽しみながら次の目標に向かって練習を継続する——。これこそが、現代の正しい忍耐の姿です。

もちろん環境面もアップデートされており、夏場は熱中症対策として練習時間を短縮したり、休憩時間を延長したりする対策が当たり前になっています。

環境に無理やり自分を合わせるのではなく、明確な目的を持って、ストレスを受け流しながら進むこと。これが令和の新しい忍耐力です。

我慢と正しい忍耐の比較まとめ

ここで、古い「我慢」と令和の「正しい忍耐」の決定的な違いを分かりやすく整理してみましょう。

・我慢とは:目的もなく受け身で動いていて、1人でストレスを抱え込みやすい状態
・正しい忍耐とは:目的がはっきりしていて、ストレスを溜めずに周囲に相談できる状態

これからの時代をストレスフリーに、そして「折れない心」で生き抜くためには、ただ耐えるのをやめて、次の4つのポイントを心掛けていくことが大切です。

1.目的意識「何のために行動しているか」を常に明確にする
2.本質的行動力思考停止せず、ゴールに向かって主体的に動く
3.ストレス発散心の限界を迎える前に、上手に息抜きをする
4.周囲と一緒に行動1人で抱え込まず、仲間や信頼できる人に相談する

 2. なぜ「ただ耐えるだけ」ではダメなのか?2つのリスク


今の時代、理不尽な環境に対して「ただ耐えるだけ」の選択をしてしまうと、取り返しのつかない大きなダメージを負う危険性があります。ここでは、私の苦い実体験を交えながら、知っておくべき「2つのリスク」について詳しくお話しします。

リスク①:思考停止に陥り、環境を変えるチャンスを逃す

1つ目のリスクは、耐えることが癖になると思考停止に陥り、自分の手で環境を良くするチャンス(転職や業務改善など)を逃してしまうことです。

実は、私は今の職場で「保全職」から「事務職」へとキャリアチェンジをしました。結果的に環境は変わり私は事務職の方が向いていますので良かったのですが、これは自分から声を上げたわけではなく、上司や職制の判断によるものでした。

今振り返ると、これは「もったいないこと」だったと感じています。本来であれば、現状にただ耐えるのではなく、「自分はこうしたい」と自ら率先して相談し、行動を起こすことこそが本当に大切だからです。

また、運良く会社主導で環境が変わったとしても、自分自身が「ただ耐える姿勢」のままでは、新しい新天地でも同じ壁にぶつかってうまくやっていけないでしょう。
大切なのは、受け身で耐えるのをやめ、自分なりのセルフケア方法(ストレスの発散や周囲への相談)を確立すること。それができて初めて、新しい環境でも本当に活躍できるようになります。

リスク②:心身の限界に気づかず、メンタルダウンしてしまう

2つ目のリスクは、自分の限界を超えていることに気づけず、心が完全にポッキリと折れてしまうことです。

私自身、過去に部活動でも職場でも、人間関係で深く悩んだ時期がありました。その際、誰にも言えずに、約1年もの間、自分の心の中にストレスを「溜めて、溜めて、溜め込んで」しまったのです。

その結果どうなったかというと、ある日ついにメンタルが崩壊してしまいました。自分の限界を超えた感情があふれ出し、全く関係のない周囲の人たちまで巻き込んでしまうほどのトラブルに発展してしまったのです。

「なぜ、もっと早い段階で周囲に SOS を出さなかったんだろう……」

今でも当時のことを思い出すと、深く後悔の念が押し寄せます。1人で抱え込む「我慢」は、自分だけでなく、結果的に周りの大切な人まで傷つけてしまうリスクを孕んでいるのです。

 3. 時代に沿った「正しい忍耐力」を身に付ける3つのステップ

ただ耐えるだけの「我慢」を卒業し、自分を守りながら成長するための「正しい忍耐力(セルフコントロール)」。これを日常生活や職場で身に付けるための、具体的な3つのステップを解説します。

ステップ①【目的の明確化】:「何のために今、耐えているのか」というゴールを言語化する

最初のステップは、目の前の厳しい状況に対して「これは何のための時間なのか」という目的をハッキリさせることです。ゴールが見えていれば、それは辛い我慢ではなく、未来への投資(戦略的な忍耐)に変わります。

私の場合、高校時代がまさにそうでした。当時は校則も人間関係もとにかく厳しく、息が詰まるような毎日でした。しかし私は、「ここで投げ出さず、絶対に大学へ行って最高の自由を手に入れるんだ!」という明確なゴールを描いていました。
「大学での自由」という目的をしっかり言語化できていたからこそ、厳しい環境も折れずに乗り越えることができたのです。

今、何かに耐えているなら、一度立ち止まって「その先にある自分の得たい未来」を書き出してみてください。

ステップ②【感情の切り離し】:起きた出来事と、自分の感情を切り離して客観視する(メタ認知)

2つ目のステップは、目の前で起きた出来事と、それによって生まれた「怒り」や「悲しみ」といった自分の感情を切り離すことです。

私は中学時代、人に騙されるというとても辛い経験をしました。当時はその出来事に完全に心を囚われてしまい、傷ついたショックや怒りから、自分の感情を周囲にひたすらぶつけてしまったこともありました。感情に自分が乗っ取られてしまうと、正しい判断ができなくなり、結果的に自分が損をしてしまいます。

理不尽なことやストレスに直面したときは、「あ、今自分はすごく怒っているな」「傷ついているな」と、もう一人の自分が上空から見下ろすように一歩引いて客観視(メタ認知)してみてください。これだけでも、感情に振り回されて自滅するリスクをグッと減らすことができます。

ステップ③【適切なセルフケア】:限界を迎える前に「逃げ道」や「息抜き」を用意しておく

最後のステップは、心が完全に悲鳴を上げる前に、自分だけの「絶対的な逃げ道」や「ご褒美」を日常に組み込んでおくことです。正しい忍耐力を持てる人は、自分の機嫌を取るのが圧倒的に上手です。

私自身、第2章でお話ししたメンタルダウンの深い反省から、今では自分なりのセルフケア方法を徹底して実践し、最高の快楽(リフレッシュ)を得るようにしています。

・大好きなLDHのライブに参戦する(時期によりますが、今年はなんと月に約2回!)
・週に2回ジムに通って、身体を動かして汗を流す
・月に約1回サウナに行き、心身ともに完璧に「ととのう」

私も週に2回ジムで汗を流すことで劇的にストレスが減りました。ガチガチのジムが不安な方は、私のように着替え不要でサクッと行ける完全個室のプライベートジムRIZAPのような初心者向けジムから始めてみるのがおすすめです。

月1回のサウナは最高のご褒美ですが、忙しくて行けない時は自宅でサウナ級に汗を流せる入浴剤を愛用しています。これがあると本当に頭がスッキリしますよ。

「これがあるから頑張れる」という逃げ道や息抜きをあらかじめ用意しておくことで、ストレスを1人で溜め込むことなく、しなやかで折れない心を維持できるようになります。

 まとめ:正しい忍耐力は、あなたを守り成長させる武器になる

ここまで「古い我慢」と「新しい忍耐力」の違いについて解説してきましたが、偉そうに語る私自身、これまでの人生でこの違いに全く気づけていませんでした。

過去には、人から騙された経験もあります。それだけでなく、実は「もう周りの人間関係に耐えられない」「なぜこんなに自分を攻撃してくる人ばかりなんだろう」という強い孤独感や理不尽さから、SNSに裏垢を作ってそこにネガティブな感情を吐き出していた時期もありました。

「そんなの、攻撃してくる相手が100%悪いに決まっている」

そう言ってくださる方もいるかもしれません。しかし、今だから分かる本当の真因は、私自身が「忍耐力とは、ただ目の前の理不尽に耐え続けることだ」と勘違いしていたことにありました。

当時の私は、ただただ受け身で耐えていたからこそ、自分を上手にコントロールできず、心の中に限界まで怒りを溜め込んでは爆発させる、という負のループを繰り返してしまっていたのです。

最後にもう一度お伝えします。
忍耐力とは、理不尽に耐えるための力ではありません。自分の素敵な未来のために、自分の感情と行動を賢くコントロールするための力です。

これからの時代、誰かの理不尽に付き合って、あなたが自分を犠牲にしてまで耐え続ける必要なんて一切ありません。

自分の目的を見つめ、上手にストレスを発散し、周囲を巻き込みながら、あなた自身の素敵な未来のために「賢い忍耐力(セルフコントロール)」を発揮していきましょう。その先で、誰よりも「しなやかで強い自分」に出会えるはずです!

感情の切り離しやセルフコントロールをもっと深く学びたい方には、 レジリエンス(折れない心)やマインドフルネス、セルフコントロールに関する書籍がおすすめです。今ならAmazonのAudibleで無料体験を使って1冊丸ごと無料で聴けますよ。

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