キャリア

仕事を辞めたいと思ったら、いきなり退職する前にやる5つのステップ

2026年9月30日

「キャリアアップのために転職したい」「でも、もう今の職場には耐えられない…上司がうざい!」と、勢いだけで仕事を辞めようとしていませんか? 

その気持ちはとてもよく分かりますが、感情だけで動いてしまうと、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。

そこで今回は、みなさんに退職を後悔してほしくないからこそ、いきなり辞める前に必ず実践してほしい「5つのステップ」を詳しくご紹介します。 

 ステップ1:なぜ辞めたいのか「不満の理由」を整理する

会社を辞めたいと思う理由は、人それぞれ本当にたくさんありますよね。 

・人間関係(上司、同僚、部下など)
・給料、ボーナスへの不満
・業務内容が合わない
・勤務時間や残業が多い
・職場環境(立地や設備など)
・会社の将来への不安

今のあなたを苦しめている原因はどれでしょうか?

ここで大切なのは、「なんとなく嫌だから辞めたい」で終わらせないことです。

失敗談:当時の私は次の計画がゼロでした

実は私自身、以前は派遣社員として保全職から事務職へキャリアチェンジした経験があります。

職場は自宅から徒歩20分と非常に近くて便利だったのですが、「人間関係」と「給料」に強いストレスを抱えていました。 

特に決定打となったのが、2年前のこと。

上司が明確な理由もなく、勝手に私の担当業務を変更し、さらに休日出勤まで強要してきたのです。それ以前からも、その上司の身勝手な行動や呆れた態度には何度もストレスを溜めており、「もうこの会社は辞めたい!」と限界を迎えました。 

しかし当時、私は「辞めた後にどうしたいのか」を何も決めていませんでした。

☆理由を整理しないと、次の職場でも同じ失敗をする

感情のままに「もう嫌だ!」と勢いで辞めてしまうと、次の職場でまた同じような「身勝手な上司」に出会ったとき、再び同じ苦しみを味わうことになります。 

私の場合は数ヶ月後、メンバーを巻き込むほどの大事件が発生したおかげで、もう勝手に担当変更されるといったことはほぼなくなりました。しかしその代償として、周りから「仕事を頼みづらい人」と思われるようになってしまったのです。 

まずは、あなたが抱えているストレスの原因を紙に書き出してみましょう。

「何が一番許せないのか」「何が改善されれば働き続けられるのか」を明確にすることが、後悔しない転職活動の第一歩になります。 

この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ / 井上智介 著

毎日「辞めたい、もうムリ」と思っているのに、なぜか一歩が踏み出せない。そんな風に心が限界を迎えている方には、精神科医・産業医の井上智介先生の著書『この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ』が本当におすすめです。自分の心や体を最優先にして、優しく安全に今の環境から脱出するための実践的なアドバイスが詰まっています。「もう頑張れない」と感じた夜、枕元でそっと開いてみてください。

 ステップ2:退職した後の経済面を考える(給付金の要素あり)

「とにかく今の仕事から解放されたい!辞めたら絶対にスッキリする!」

その気持ち、痛いほどよく分かります。しかし、勢いだけで辞めてしまう前に、一度立ち止まって「生活費のシミュレーション」をしてみましょう。

特に貯金が少ない方や、次の転職先が決まっていない状態で辞める方は猛烈に注意が必要です。

退職後は、毎月の家賃や食費だけでなく、会社員時代は引かれていた税金の支払いも一気に押し寄せます。さらに、実家に帰ったり地方へ移住したりする場合は、まとまった引越し費用も必要になってきます。

「じゃあ、やっぱり貯金がないと辞められないの……?」と絶望しそうになりますが、安心してください。

実は、国には仕事を辞めた人を支える「給付金制度」がいくつも用意されています。

・次の仕事をこれから探すなら「失業保険」

・ストレスや体調不良でしばらく働けないなら「傷病手当金」

これらを正しく申請すれば、退職後であっても毎月まとまったお金(給付金)を受け取ることができます。

「せっかく会社を辞めて自由になったのに、お金がなくて精神的に追い詰められる…」ということにならないよう、まずは退職後にかかるリアルなお金と、自分がもらえる給付金をセットで把握しておきましょう。

もし引っ越しが必要になるなら、いきなり1社だけで決めず、必ず無料の一括見積もりを使って各社の料金を比較してください。

実は、引越し業者の料金は交渉次第で数万円単位で安くなることがよくあります。複数社から見積もりを取って一番安いところを選ぶだけで、退職後の貴重な生活費をガッツリ浮かせることができますよ。

 ステップ3:まず転職市場を見てみる

経済面の不安が少し解消されたら、次は「外の世界」に目を向けてみましょう。

「もう今の会社を辞めたいけれど、次がなかったらどうしよう……」

そう悩んでいるときほど、頭の中が「今の会社にしがみつくしかない」という思考でいっぱいになってしまいがちです。毎日そのプレッシャーと戦うのは、精神的にも本当にキツいですよね。

だからこそ、いきなり辞める前に求人サイトを登録して、転職市場を覗いてみるのがめちゃくちゃ大切です。

実際に求人票を眺めてみるだけで、驚くほど心が軽くなります。

・「あ、自分のスキルなら、別の会社でも同じくらいの給料がもらえるんだ」

・「今の職場より、残業が少なくて休みが多い会社ってたくさんあるんだな」

このように、「今の会社以外にも、自分にはいくらでも選択肢がある」と知るだけで、精神的なゆとりが全く変わってきます。

「最悪、いつでも次の場所へ逃げられる」というお守り(選択肢)を手に入れるために、まずは在職中のうちから、転職市場のリサーチをスタートさせてみましょう。

 ステップ4:今の会社で改善できる余地がないか考える

次の選択肢が見えてきたら、最後に一瞬だけ「今の会社」に目線を戻してみましょう。

もちろん、「何でも我慢して会社に残り続けよう」という話では絶対にありません。 理不尽なパワハラや、心身を壊すほどの激務なら、今すぐ逃げるべきです。

しかし、もし「仕事内容が合わない」「人間関係に疲れた」という理由であれば、退職という大きな決断をする前に、社内で改善できる余地がないか一度整理してみる価値はあります。

なぜなら、退職や転職はものすごくエネルギーを使うからです。もし今の会社にいながら不満が解決できるなら、それが一番ノーリスクで手っ取り早いですよね。

具体的には、以下のような「退職以外の選択肢」がないか考えてみましょう。

①部署異動を希望する(人間関係や仕事内容がガラッと変わる可能性がある)
②業務内容の変更を相談する(負担の大きい仕事を減らせないか交渉する)
③信頼できる上司や人事部に相談する(現状の不満を伝えることで、会社側が動いてくれることもある)

実は、私自身もこの「異動」によって救われた経験があります。

以前、保全の仕事をしていたのですが、どうしても自分に向いていないと感じていました。なんと上司もそれに同感だったのです。そこで「自分は管理系の仕事の方が得意かもしれない」と考え、思い切って事務職への異動を決意したのです。

結果は大正解でした。

自分の得意分野を活かせるようになっただけでなく、不規則だった変則勤務から規則正しい常昼勤務へと変わり、以前とは比べものにならないほど恵まれた環境で働けるようになりました。

「会社を変える」のではなく「部署(職種)を変える」だけで、悩みが一発で解決することもあります。

「いろいろ試したけれど、やっぱりダメだった」と分かれば、未練なく次のステップへ進めます。「やれることはやった」という納得感を持つためにも、一度フラットに社内の可能性を洗い出してみましょう。

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 ステップ5:感情がピークのときに退職を決めない

職場のストレスが限界に達すると、突発的にすべてを投げ出したくなりますよね。

「もう無理!!絶対に今日辞めてやる!!!」

そんな風に感情がピークに達した日に、そのまま勢いで退職届を出してしまうのはちょっと待ってください。まずはいったん深呼吸をして、時間を置きましょう。

なぜなら、怒りや悲しみの絶頂にいるときは、冷静な判断ができなくなっていることが多いからです。勢いだけで辞めてしまうと、後から「あんな辞め方をしなければよかった…」と後悔したり、次の生活で行き詰まったりするリスクが高まります。

心が限界のときこそ、次の4つのステップを順番に進めてみてください。

1.感情(いまここ)

・「もう嫌だ!辞めたい!」という自分のドロドロした感情を、まずは否定せず受け止める。

2.整理

・「何がそんなに嫌なのか?」「何が原因なのか?」をノートなどに書き殴って客観的に整理する。

3.情報収集

・ステップ2〜4で紹介したように、「もらえる給付金」「転職市場の求人」「社内異動の可能性」などのリアルな情報を集める。

4.判断

・お金や次の選択肢が見えた状態で、初めて「本当に今辞めるべきか」を冷静に判断する。

「感情」のままに動くのではなく、「感情 → 整理 → 情報収集 → 判断」というプロセスを挟むこと。

これだけで、突発的な後悔を防ぐことができます。まずは自分の心を守るためにも、一晩ぐっすり眠るか、週末の休みを挟んでから「作戦」を練り直していきましょう。

「今の会社を辞めたいけれど、次の転職先でも同じような仕事、同じような給料だったら意味がないな……」

そんな風に、これからのキャリアを根本からガラリと変えたい、自分の市場価値を爆発的に高めたいと考えているなら、「国内のMBA(経営大学院)やMOT(技術経営大学院)に入り直す」というのも、実は最高に強力な選択肢の一つです。

いわゆる「学歴ロンダリング」とも言われますが、主要なビジネススクールを卒業すれば、一流企業への転職やキャリアアップへの道が一気に開けます。

「でも、働きながら合格できるの?」「学費や試験が難しそう…」と不安な方は、国内主要MBA・MOTの合格を専門に支援してくれるサービスの無料カウンセリングを受けてみるのがおすすめです。

プロに現状の悩みを相談するだけで、あなたが狙える大学院や、具体的なキャリア逆転のルートを明確に提示してくれます。今の不満な環境から一発逆転するための「最強の武器」を手に入れてみませんか?

 まとめ:正解は一つじゃない。情報を集めて「後悔のない選択」をしよう

ここまで、仕事を辞めたいと思ったときに「いきなり退職する前にやるべきこと」をステップ順に紹介してきました。

世間では「石の上にも三年、絶対に辞めるな!」と言う人もいれば、SNSを開けば「嫌なら今すぐ辞めろ!」という極端な意見であふれています。どちらを信じればいいのか分からなくなりますよね。

ですが、結論を言うと、「会社に残ること」も「会社を辞めること」も、どちらが正しいかなんて誰にも分かりません。

大切なのは、勢いや感情だけで決めてしまわないことです。

・お金(給付金や生活費)のリアルな現実を知る
・転職市場を見て外の世界(選択肢)を知る
・今の会社での異動など、内の可能性を試す
・感情がピークのときはいったん立ち止まる

こうしてしっかりと情報を集め、選択肢を整理した上で出した結論なら、残るにしても辞めるにしても、それがあなたにとっての「大正解」になります。

あなたの人生の主役は、他の誰でもないあなた自身です。周りの意見に振り回されず、まずは「今の自分にできる情報収集」から一歩を踏み出してみませんか?

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